小学校受験を決めたのは年中の9月でした。当初、息子はじっと座っていることもできず、幼児教室に通える様な状況ではありませんでした。そこで、個人の先生にお願いし勉強をスタートさせました。3ヶ月が経った頃、個人の先生より、「そろそろ集団の中で学ぶことをおすすめする」とアドバイスを頂き、いくつか幼児教室の体験に行きました。最後に体験させて頂いたお教室がアドバンス幼児教室でした。小学校受験だけを目的としない幼児教室、そして、門田先生の素晴らしいお人柄に触れ、すぐに入塾を決めました。

入塾してからの日々は、とても充実しておりました。月間目標、週間目標、そして1日のスケジュールを立て、毎日息子と向き合っておりました。私は仕事をしておりましたので、私自身の1日のスケジュールも立て、分刻みで行動する日々が続きました。しかし、アドバンス入塾時、息子には親を悩ます課題が2つありました。①夢中になりすぎると時間の約束を守ることができない。②勉強中、思い出したように突然別の事をする。スケジュールを立てる身としては、思う通りに進まず、イライラし、夫や息子にあたってしまう事もありました。

壁にぶつかってしまった時はいつも、門田先生にご相談させて頂き、乗り越えてまいりました。門田先生はどんな時も、母親の味方そして、息子の応援団長でいて下さいました。門田先生からのメッセージはいつもポジティブで、私にとって「魔法の言葉」でした。

そしてある日私は気が付いたのです。課題と思っていた短所の裏には長所がある事を。息子が約束を守ることができないのは、「集中力」があるからであり、息子があちこち気が散るのは、好奇心が旺盛で何に対しても興味があるからなのだと。それから、息子を押さえつけるのではなく、息子の知的好奇心をつまぬ様、息子の興味関心を共感することを意識しました。そして、目標やスケジュールも一緒に立てるようにしました。すると、少しずつ息子が変わっていくのを実感することができました。もしかすると、「また約束を守れない!」ではなく「今度は何に集中しているのだろう」、「落ち着きがない!」ではなく「興味関心のアンテナ、今度はどこをむいたかな」というように、私自身の見る目が変わったのかもしれません。このように、息子の変化に気が付き出した6月頃、面接対策に入りました。「面接ではこのように答えたい・・・」という内容を洗い出し、面接の一問一答を作成しました。そして、その内容に沿い、息子に接し、息子の長所を伸ばすように努力してまいりました。

週1回、息子はアドバンスへ通うことが楽しくて仕方がない様子でした。日々のペーパー対策は、アドバンスで習った内容を復習し定着することを意識しました。小学校の先生をされていた門田先生は、子供達の導き方が素晴らしく、日を追うごとにペーパーが得意になっていきました。これは本当に魔法でした。面白いようにスイスイ解いていく息子と勉強するのはとても楽しい時間でした。家庭学習の平均時間は2時間半程、ペーパーの他に、口頭試問、課題画、ブロックなどを行いましました。

また、冬期・夏期講習等で門田先生よりご教示頂く講評から、息子の課題を抽出し、日々の目標に追加し克服してまいりました。夏休み、今振り返ると、私は鬼と化していたと思います。多い時には1日6時間ペーパー対策を行いました。息子は泣きながらよくついてきてくれたと思います。ペーパー後に、公園へ行き、自分の背丈より長い虫取り網を持って走り回る子供らしい姿を見て、いつも「泣かせてごめんね」と反省しておりました。

小学校受験において、合格した場合「ご縁を頂く」と表現する事が多いですが、我が家においてはまさに「ご縁」の連続でした。いつも保護者の立場に立ち、母親の気持ちを尊重し、さらに父親の意見も母親を通し確認くださり、適切なアドバイスと承認をしてくださった門田先生、厳しくも的確に、希望校に沿った指導をしてくださった橋本先生、いつのまにか絵と工作が好きで得意になるように指導してくださった安間先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

小学校受験は母親を試される試験だという方もいらっしゃいます。私は一理あると考えます。どんなに温厚で優しいお母さんも(私はもともと怖い母だったと思いますが)、お受験ママになると変わります。一生懸命になればなる程、鬼の形相になり、言ってはいけない事を口走り、夫からも「変わったな・・・」と思われます。時に、お受験は子供のためなのか、自分のプライドのためなのか、分からなくなってしまう時もあると思います。

小学校受験で母親を試されているのではなく、合格へのkeyを母親が握っているという事だと私は思います。度々訪れる母の変貌、心の動揺を受け止め、軌道修正して下さるのが、私にとって門田先生でした。塾選びからスタートするお受験。この先生についていきたい、息子をお願いしたいと思える塾に出会えたご縁が、最終的に小学校とのご縁に繋がりました。

小学校受験を経験し一番良かったと思える事は、夫と共に、「我が家の教育方針は何か?」「息子の長所・短所は何か?」について共有し、同じ方向を向いて教育できたことです。小学校受験がゴールではなくスタートです。ようやくスタート地点に立つことができました。これから新たな世界で待ち受けている出会いの中にも様々なご縁があると思います。一期一会を大切にし、息子の成長をサポートしていきたいと思います。

アドバンス幼児教室に入塾させて頂いたご縁が、我が家の転機となりました。あの時、アドバンス幼児教室の扉をたたき、入塾を決めた自分をほめてあげたいです。門田先生、橋本先生、安間先生、本当にありがとうございました。