わが家はちょうど3年前にも娘の幼稚園受験を経験し、附属の幼稚園に通っておりました。

幼稚園は私共が理想的だと考えていたとおり、無理に子供の成長を引っ張りあげるのではなく、一人一人の成長を見守り、良い面を伸ばしていただけるような方針で親子共に大変満足しておりましたが、小学校は神奈川県内では有名な中学受験校であることで、果たして娘には合っているのか、このまま内部進学をさせて良いのか考えるようになりました。年少の秋から幼児教室の体験などに行きましたが、内部進学を考えつつも、他の小学校を受験できる力もつけさせたいと思い、大手の教室から個人の教室まで十ヶ所以上体験し、結局情報量があるだろうと大手の教室に通うこととしました。

どちらの教室でも、幼稚園の名前を出しただけで『では内部進学ですね』と決めつける所や『内部を受けた方も皆さん実績の為に他も受験なさいますよ』と言う所、『では神奈川ではこの学校と、都内はこちらとこちらの学校がよろしいと思います』と、子供の為にというよりも幼児教室の営利目的の、実績の為の受験という印象に違和感を感じながら通わせていました。結果的に、子供にも成長に合わないような無理を強いる事になり、私自身もフルタイムで働いているのに週に何度もの送迎に疲れ果ててしまい、幼い子供に何度も受験をさせるのはどうなんだろう?このまま内部進学をした方が楽なのではないか?と夫婦で夜中まで話すこともしばしばありました。

そんなことで悩んでいる時期に、知人からアドバンスをご紹介いただきました。門田先生は、今までの話をゆっくり聞いてくださり、『受験は合格することが目的ではなく、いかに充実した小学校生活がおくれるかが大切です』また『必ず合う学校が見つかりますよ』というお話に、当たり前のことのようですが、今まで行ったどの教室でも言われなかったお言葉に、私の中の中途半端な気持ちに踏ん切りがついた気がします。冬季講習からアドバンスにお世話になることとし、内部進学ではなく、娘に本当に合う学校を探すこととしました。

学校選びですが、私共夫婦の考える小学校は、上の学校の偏差値が高いということや有名校という事よりも、教育方針はもとより、幼い子供が長い時間を過ごす小学校が、安心して楽しく過ごせる場所である事、無理なく通学できる事、そして何よりも私達家族と同じ気持ちで一緒に娘の成長を見守っていただけるという事が重要でした。私も仕事が忙しく、また主人も海外出張が多かったので、もっとゆっくり娘と過ごす時間があったら良いのに…と思うこともありましたが、時間の許す限り一緒に過ごしました。休日には色々な所に出掛けて、様々な体験や経験をさせたりもしましたが、普段忙しくしている私を見ているせいか、食事の仕度や掃除、洗濯などの家事全般について、娘が興味を持ち、楽しみながらお手伝いをしてくれた事は『小学校受験は付け焼き刃ではなく、普段の生活をどう過ごしているかが大事』と門田先生がお話してくれたように、実際の面接試験で、親子別々の時にも、子供がその経験を自然と話すことができたようです。

アドバンスに通い始めた当初は、集団行動でゲームをして負けてしまうと、負けた悔しさと失敗してしまった事が恥ずかしいという気持ちから『ゲームやりたくなかった』というネガティブな発言があったり、泣いたりしていましたが、その都度先生からお聞きして娘と話すようにしたこと、またカリタスの元校長先生から『時々お母さんが失敗したところを見せたら、失敗するのは悪いことじゃないと思えるんじゃないかしら』という考えてもみなかったアドバイスをいただき、普段の生活の中でも娘に自信をつけさせるようにしたり、アドバンスでは娘が好きな絵画を習う事にしました。

不安に思った事を門田先生にメールをすると、どんなに些細な事でもすぐに返信をしていただき、とても安心することができました。門田先生や、他の先生方、まわりの小学校受験を経験したお母様方にも『早生まれさんは夏からぐんぐん伸びるから絶対大丈夫』と聞いていたとおり、年長の夏休みに入った頃から、ペーパーだけでなく、集団行動やお友達との接し方もごく自然に柔らかくなって、娘らしさを失わずに、良い面はさらに伸び、落ち着いてきたと感じました。

アドバンスのお友達の神奈川の入試が終わってから、娘の入試まで約2週間ありましたが、焦ることなく、穏やかに当日を迎える事ができ、無事に試験を終えることができました。合格発表の翌週、学園祭に行った時に『こんな楽しい事を毎年するの?私、小学校に入ったら、今までより色んな事をいっぱいいっぱい頑張るね』と瞳をキラキラさせて話す娘を見て『あぁこの学校にして本当に良かった』と心から思えました。親子共に、この気持ちを忘れずに、これからの小学校生活を大事に過ごしてしていきたいと思います。

不安に思う私の気持ちをいつも軌道修正して下さった門田先生、お世話になりました先生方、本当にありがとうございました。