小学校受験を考え始めたのは息子が年少の夏頃の事だったと記憶しています。小学受験というよりはよく遊ぶお姉さんの影響で息子がカリタス小学校へ行きたいと頻繁に言っていたので、我が家はカリタス小学校だけを目指しました。まず行事や説明会に行き親子でその雰囲気を肌で感じることから始め、幼児教室を考えたのは年中の夏でした。大手のお教室に行くと、幼稚園がインターナショナルだったため日本語が中途半端な状態なことも含め、準備するには遅すぎるという事でした。小学校説明会で出会った方にカリタスにどうしても行きたいのならと紹介されたのがアドバンス幼児教室でした。

お教室はとても少人数で家庭的でした。そしてカリタス小学校で先生をなさっていた先生が教えてくださるというのも魅力的でした。何より門田先生は息子がインターナショナルであることも、ご承知の上で「一年間本気で頑張れば大丈夫です」と言ってくださったことで、ここでお任せしようと思いました。始まってみると数の増減、数量の単位、物の名前など全て英語で行ってきたため、戸惑う事が多かったようです。加えて季節、昔話が全く分からず、絵画も大の苦手、読んだりお話を作ったりもできない・・など課題の山積みでした。

家庭学習や時にはお教室でも分からなくなると泣き出したり、怒り出したりすることも多々ありました。感情の調整も課題の一つでした。お教室に行かないと言い出すのも時間の問題かなと思っていましたが、先生やお友達のお陰で、「アドバンスに行かない」と言ったことは一度もありませんでした。

息子の受験に対する意識が少し変わったなと感じたのは入試本番を目前に控えた頃だったと思います。家庭学習を自ら取り組んでみたり、幼稚園で日本語の先生に短冊読みやお話作りのチェックを自ら願い出たりする姿がありました。お教室で一緒の同じカリタス志願のお友達と励ましあったり「絶対一緒に行こうね」と言って貰ったりしたのも本人にはとても大きかったのかもしれません。

面接では笑顔ではっきりと受け答えをする堂々とした息子の姿に、緊張しすぎている私たち親が逆に救われました。考査本番当日、いつもは口数の多い息子が門田先生に頂いた手作りのお守りをポケットにしまって「あきらめない。門田先生と安間先生との約束だから。行ってくる」とだけ言い試験に向かいました。その後ろ姿はとても堂々としていて誇らしくもありました。

2年半憧れ続けたカリタス小学校から合格証を頂いた日。息子の「僕は本当にカリタスに行けるんだね?」と少し涙ぐんでいた姿を忘れる事が出来ません。一つ一つ丁寧に息子に寄り添って教え続けてくださった門田先生、絵が苦手だった息子に絵を描いたり工作をつくったりする素晴らしさを教えて下さり、絵を大好きにして下さった安間先生、そしていつも遅れがちだった息子を暖かく包んでくれたお友達。サポートしてくださった諸先生方、皆さんがいてくれたからこそ、今があると心より感謝しています。ありがとうございました。

お教室では受験を通して、最後まで諦めない気持ち、達成した時の喜びを学ばせて頂きました。とても精神的にも大きく成長させて頂いたと思っています。この気持ち、経験を忘れる事なく小学校生活をより良いものに親子共々過ごして行きたいと思っています。